yoshi99999’s diary

詩人のサイトです

タイミング

夢は誰にでもある、心の中をルーペで覗けば失神するほど、細胞の様に蠢いている、小さな細胞同士いつもつぶしあいをしている、それを[欲]と呼んでも良い、それを[狂気]と呼んでも良い、だから終わらない、今はまだ終わらない、少しずつ欲深い細胞が大きくなり、またつぶしあいを始める、繰り返されるいつまでも、細胞は果てしなく限りない、大きさを増した細胞は窮屈に互いを圧迫し合う、今あるのだからそれこそ生きづらい、つぶしあいは終わらない、細胞と細胞の間に人がいる、今にも押し潰されそう、今にも形は無くなりそう、人が姿が見えなくなった時、一つの細胞が生まれた、全てを統合できたのかもしれない、命有るものは言葉を止めない、[ほら夢が歩いている][沢山の夢が歩いているよ]私達は夢で出来ている、夢が造り上げた産物なのだ、命を得た瞬間忘れ物をする、きっとそれを思い出せずにいる、忘れ物それはもしかして、[私達が夢で出来ている]そういうものかもしれない、[ほら沢山の夢だね][今この瞬間も夢は生まれているんだ]